ソチ五輪フィギュア女子メダリスト・日本人選手のその後は?

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いよいよ冬季オリンピックの時期が近づいてきました。

2018年に開催されるのは韓国の平昌(ピョンチャン)です。北朝鮮の首都である平壌(ピョンヤン)と間違いやすいのでご注意下さい( ̄ー ̄)

さて、この平昌五輪の前の開催地を覚えていますか?

そう。ソチですね!

ソチ五輪は2014年にロシアで開催された冬季オリンピックですが、今回はこのソチ五輪のフィギュア女子にクローズアップしてみます。メダリストたちのその後を追ってみました!

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ソチ五輪フィギュア女子の結果

女子シングルのメダリスト

金 アデリナ・ソトニコワ(ロシア)
銀 キム・ヨナ(韓国)
銅 カロリーナ・コストナー(イタリア)

女子シングル4位以下の順位

4位 グレイシー・ゴールド(米国)
5位 ユリア・リプニツカヤ(ロシア)
6位 浅田真央(日本)
7位 アシュリー・ワグナー(米国)
8位 鈴木明子(日本)
9位 ポリーナ・エドモンズ(米国)
10位 マエ・ベレニス・メイテ(フランス)
11位 ヴァレンティーナ・マルケイ(イタリア)
12位 村上佳菜子(日本)

日本人選手はメダルに届かず

ソチ五輪の女子フィギュアは、当時17歳のアデリナ・ソトニコワ選手が優勝。女子フィギュアではロシア勢として初の金メダルとなりました。ショートプログラム1位のキム・ヨナ選手(当時23歳)を抑えての逆転金メダルでしたが、採点に関して韓国では抗議運動が行われたりと物議を醸したことでも話題になりました。

日本勢では、メダルが期待された浅田真央選手(当時23歳)は惜しくも6位。ショートプログラムの出遅れが悔やまれるところですが、フリーでは真央ちゃんらしい会心の演技を魅せてくれましたね。ただ、それでもメダルに届かないほど周りのレベルも上がっていました。キム・ヨナの2位も含めて、女子フィギュアの世代交代を感じさせる大会になったとも言えます。

ソチ五輪フィギュア女子メダリストたちのその後

アデリナ・ソトニコワ(ロシア)

1996年7月1日生まれ。
ソチ五輪女子フィギュア金メダリスト

・2014年欧州選手権2位
・2014年ロシア選手権1位
・2014年GPエリック杯2位
・2014年GP中国杯2位

・2015年GPロステレコム杯3位
・2015年ロシア選手権6位

17歳で金メダルを獲得したアデリナ・ソトニコワですが、怪我の影響もあって戦績はパッとしません。復帰後にグランプリシリーズ(ロステレコム杯)で3位に入ったものの、同年のロシア選手権で6位になった後は目立った活躍はありません。

キム・ヨナ(韓国)

1990年9月5日生まれ。
ソチ五輪女子フィギュア銀メダリスト

・ソチ五輪後に引退

カロリーナ・コストナー(イタリア)

1987年2月8日生まれ。
ソチ五輪女子フィギュア銅メダリスト

・2014年世界選手権3位
・2014年欧州選手権3位
・2014年GPロシア杯2位
・2014年GP中国杯3位

・2016年欧州選手権3位
・2016年イタリア選手権1位

・2017年GPロシア杯2位
・2017年GPNHK杯2位
・2017年世界選手権6位

2017年で30歳を迎えたカロリーナ・コストナーですが、高い表現力を武器にまだまだ現役で頑張っていますね。2017年の世界選手権でも6位に入っていますが、恐らく平昌オリンピックにも出場されると思われます。もし実現すれば4大会連続の出場となります!

グレイシー・ゴールド(米国)

1995年8月17日生まれ。
ソチ五輪4位入賞。

・2014年世界選手権5位
・2014年全米選手権1位
・2015年GPスケートカナダ3位

・2015年世界選手権5位
・2015年全米選手権2位
・2015年GPスケートアメリカ3位
・2015年NHK杯1位

・2016年世界選手権4位
・2016年全米選手権1位
・2016年GPフランス杯1位
・2016年グランプリファイナル5位

・2017年全米選手権6位
・2017年GPスケートアメリカ5位

ユリア・リプニツカヤ(ロシア)

1998年6月5日生まれ。
ソチ五輪5位入賞。

・2014年世界選手権2位
・2014年欧州選手権1位
・2014年ロシア選手権2位
・2014年GPロステレコム杯1位
・2014年GPスケートカナダ1位
・2014年グランプリファイナル5位

・2015年GPエリック杯2位
・2015年中国杯2位

・2016年GPエリック杯2位

・2017年 引退

ソチ五輪は15歳で出場。女子シングルは5位入賞でしたが、団体で金メダルを獲得しています。近年は怪我の影響もあって戦績は振るわず、2017年には引退が報じられました。

浅田真央(日本)

1990年9月25日生まれ。
ソチ五輪6位入賞。

・2014年世界選手権1位

・2015年世界選手権7位
・2015年全日本選手権3位
・2015年GPNHK杯3位
・2015年GP中国杯1位
・2015年グランプリファイナル6位

・2016年全日本選手権12位
・2016年GPスケートアメリカ6位

・2017年 引退

ソチ五輪直後の世界選手権で優勝を果たした後、約1年間の休養に入りました。復帰後1年目はGPシリーズ中国杯で優勝するなど復活の兆しが見えましたが、翌2016年に入ると完全に失速。全日本選手権でも12位に終わっています。

2017年4月の引退会見は大きなニュースになりました。

アシュリー・ワグナー(米国)

1991年5月16日生まれ。
ソチ五輪7位入賞。

・2014年世界選手権7位
・2014年全米選手権1位
・2014年GPスケートアメリカ1位
・2014年GPエリック杯1位
・2014年グランプリファイナル3位

・2015年世界選手権5位
・2015年全米選手権3位
・2015年グランプリファイナル4位

・2016年世界選手権2位
・2016年全米選手権2位
・2016年GPスケートアメリカ1位

・2017年世界選手権7位
・2017年GPスケートカナダ3位

鈴木明子(日本)

1985年3月28日生まれ。
ソチ五輪8位入賞。

・2014年世界選手権6位
・2014年 引退

29歳で世界選手権(2014年)6位入賞を果たした後に現役引退を表明しています。鈴木明子選手は、ソチ五輪前の全日本選手権優勝が印象的ですね。28歳での初優勝に感動した方も多いのではないでしょうか。

現在は振付師としても頑張っておられます。

村上佳菜子(日本)

1994年11月7日生まれ。
ソチ五輪12位。

・2014年世界選手権10位
・2014年GP中国杯3位
・2014年全日本選手権5位

・2015年世界選手権7位
・2015年全日本選手権6位

・2016年全日本選手権8位

・2017年 引退

現在はプロスケーターとして活動する一方、テレビタレントとしても活躍中。バラエティー番組などで引っ張りだこですね。明るいキャラクターで人気です。

ソチ五輪後の主な大会の結果

2014年世界フィギュアスケート選手権

1位 浅田真央(日本)
2位 ユリア・リプニツカヤ(ロシア)
3位 カロリーナ・コストナー(イタリア)

2014年グランプリファイナル

1位 エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
2位 エレーナ・ラジオノワ(ロシア)
3位 アシュリー・ワグナー(米国)

2015年世界フィギュアスケート選手権

1位 エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
2位 宮原知子(日本)
3位 エレーナ・ラジオノワ(ロシア)

2015年グランプリファイナル

1位 エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
2位 宮原知子(日本)
3位 エレーナ・ラジオノワ(ロシア)

2016年世界フィギュアスケート選手権

1位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)
2位 アシュリー・ワグナー(米国)
3位 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)

2016年グランプリファイナル

1位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)
2位 宮原知子(日本)
3位 アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)

2017年世界フィギュアスケート選手権

1位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)
2位 ケイトリン・オズモンド(カナダ)
3位 ガブリエル・デールマン(カナダ)

今回のまとめ

ソチ五輪フィギュア女子メダリストのその後

ソチ五輪女子フィギュアの上位選手で平昌五輪にも出場しそうなのはカロリーナ・コストナー選手(イタリア)くらいでしょうか。選手寿命が短いと言われる女子フィギュアで、30代でオリンピック出場となればスゴイことですよね。

17歳で金メダルを獲得したアデリナ・ソトニコワ選手(ロシア)、15歳で5位入賞のユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)は今後の活躍が期待されましたが、ユリア・リプニツカヤ選手は既に引退を表明、アデリナ・ソトニコワ選手も近年は競技大会への出場すらありません。

ただ、ロシアは次から次へと新星が登場しており、世代交代のサイクルが目まぐるしいです。現在の女王エフゲニア・メドベージェワ選手(ロシア)もまだ18歳ですからね。平昌五輪もロシア勢が中心の戦いになってきそうです。

ソチ五輪日本人選手のその後

ソチ五輪の女子フィギュアに出場した3選手(浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子)は全員引退しています。ちょっと寂しいですけど、次の世代に託すしかありませんね。

平昌五輪の女子フィギュア出場枠は2に減ったので、こちらも熾烈な争いとなりそうです。三原舞依選手、本郷理華選手、樋口新葉選手、本田真凜選手、坂本花織選手、そして、怪我からの回復具合が気になる宮原知子選手あたりが中心になってくるでしょう。どういった展開になるか予想も出来ませんが、12月20日からの全日本フィギュア選手権に注目です。

あとがき

4年の月日はあっと言う間にも思えますが、こうして振り返ると懐かしくも感じます。完全に世代交代ということになりましたが、新しい世代の選手たちには是非是非頑張って頂きたいと思います。

ということで、ソチ五輪の女子フィギュアメダリストのその後でした!


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