ノロウイルスの症状と対処法を知りたい!O157との違いは?

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ノロウイルスは単なる食中毒ではありません。

厄介なのは人から人へと感染することです。

学校や職場、ご家庭などで二次感染を起こさないためにも、ノロウイルスの症状や対処法についてしっかり把握しておくことが大切です。

今回の記事では、ノロウイルスの症状や対処法に加えて、似たような初期症状で知られるO157(腸管出血性大腸菌)との違いなども交えてご紹介していきます!

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ノロウイルスの症状と対処法について

ノロウイルスの主な症状

・吐き気
・嘔吐
・下痢
・腹痛

ノロウイルスは感染すると1~2日程度で発症します。

感染しても発症しないこともありますし、発症しても軽い風邪程度のこともあります。やはり、体力のある大人と、免疫力の弱いお年寄りや子供とでは症状に違いがあるようですね。

主な症状は吐き気や嘔吐、腹痛や下痢といったものになりますが、ほとんどの場合2~3日程度で自然に回復してきます。下痢などは長引く場合もありますが、心配になったらお医者さんで診てもらうといいでしょう。

腹痛

ノロウイルスは基本的に自然に治ります。

焦って下痢止めの薬を飲むのことも逆効果になるので止めておきましょう。下痢は苦痛ですけど、ノロウイルスを体外に排出していると考えれば耐えられないことはありません。

ノロウイルスの基本的な対処法

ノロウイルスに効く薬はありません!

基本的には安静にしているだけで大丈夫です。

たっぷり睡眠をとることが大事ですね。

ただ、下痢や嘔吐が続いている間は、水分補給が必要になってきます。下痢や嘔吐で体外に水分を放出しているので、その分の水分を補給しなければいけません。

脱水症状にはくれぐれもご注意下さい!

また、水分と同時に塩分も失われていくので、ただの水ではなく経口補水液が有効になってきます。大塚製薬のオーエスワンシリーズなどが有名ですね。

水分補給

ノロウイルスの対処で一番重要なのは二次感染を防ぐこと

ノロウイルスの怖さは感染力の高さにあります。

感染したとしても、人によっては症状すら発症しないこともありますが、逆に言えば重症になってしまう可能性もあるわけです。ノロウイルスに感染したら、周りに移さないようにすることが最も重要です。

・マスクをする
・手で触れたものを消毒する

こういった行動が二次感染防止に繋がりますが、自分で出来ることは限られてきますので、家族や周りの人と連携して二次感染を防ぐことが大切になってきます。これはノロウイルスの予防法を知っておくと対策を取りやすいです。

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ノロウイルスの予防に効果的な2つの対策とは?

2017.10.03
小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭なら、完治するまでは別々の部屋で過ごした方が安心出来ますね。トイレの消毒は特に念入りに行うようにしましょう。

ノロウイルスとO157の違いとは?

同じ食中毒でもO157の危険度は高い!

ノロウイルスが原因となる食中毒ががウイルス性なのに対して、O157が原因となる食中毒は細菌性です。また、潜伏期間がノロウイルスは1~2日ほどなのに対して、O157は3~8日ほどと言われています。

一般的に細菌性の食中毒は梅雨から夏が中心になるので、冬場はあまり発生しません。ただ、O157菌は他の細菌と比べて強いので、冬でも発生することがあるんですね。

O157の初期症状には、吐き気や嘔吐、腹痛や下痢などノロウイルス等の典型的な食中毒と同じ症状がみられますが、恐ろしいのは命に係わる合併症(溶血性尿毒症症候群や脳症等)を起こす可能性があることです。

もちろん、ほとんど人は回復しますが、体力の弱ってる方や、お子さん、お年寄りには、そういった危険があるということですね。

危険度で考えると、圧倒的にO157が恐ろしいのです。

細菌

ノロウイルスとO157の見分け方

一番分かりやすいのは下痢で判断することです。

血便が見られるかどうか?

この見極め方が一般的によく知られています。

O157は出血性なので血便が出るのが大きな特徴です。ノロウイルスはどれだけひどい下痢になったとしても、基本的に血便はありません。

血便が出たら、すぐに病院で診てもらいましょう。

ちなみに、ノロウイルスの場合でも1週間程度下痢が続くことはあります。長引いた時でも血便が見られなければノロウイルスの可能性が高いです。

病院イラスト

今日のまとめ

ノロウイルスの症状と対処法について

ノロウイルスは、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢といった症状が特徴です。基本的に2~3日で自然に回復しますが、免疫力の低いお子さんやお年寄りは重症に陥ることもあるので油断はしないようにしましょう。

心配ならお医者さんに診てもらうのが一番です。

そして、ノロウイルスで気をつけたいのが脱水症状です。嘔吐や下痢で多量の水分や塩分を排出することになるので、きっちり補給することを忘れずに。

また、ノロウイルスは強い感染力がありますので、二次感染を防ぐことも重要です。特に家庭での感染が多いので、家族全員で手洗いや消毒などの基本的な対策を行うようにしてください。

あとがき

ノロウイルスとO157では感染者数の規模も全然違います。

本当なら比べることでもないのですが、初期症状が似ているということで今回の記事で取り上げさせて頂きました。冬の食中毒は圧倒的にノロウイルスの可能性が高いです。

2~3日程度で回復するので、お医者さんにかかる必要もないと言われていたりもしますが、その2~3日の辛さが耐えられなかったりするんですよね。

もしかしたら別の原因があるかもしれませんし、心配になってきたら病院で診てもらうのが一番ではないかと思います。

ということで、ノロウイルスの症状と対処法のお話でした!


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