橙(だいだい)ってどんなイメージがありますか?
鏡餅とセットの印象が強い気がしますが、それ以外で見かけることは少ないような気もしますよね。みかんと似た存在ってことくらいでしょうか。
確かに同じ柑橘類でミカン科の果実ではあります。
でも、実際は・・・
今回はそんな橙とみかんの違いについてみていきます!
橙とみかんの違いとは?
橙の旬と食べ方
橙(だいだい)はミカン科の果実です。
旬は10月から12月頃になりますが、毎年の出荷はほぼ12月に集中します。お正月の鏡餅のお飾りとして使われることが多いからですね。
見た目はみかんと似ていますが、そのままではまず食べられません。
・自家製のポン酢
・マーマレードジャム
といった食べ方がよく知られています。
柑橘類特有の典型的な酸味が特徴でもあるので、みかんのようにそのまま食べるのには向いていませんが、加工することで栄養満点のオリジナルレシピが作りやすいです。クックパッドでも橙を使ったレシピは数多く紹介されています。
みかんの旬と食べ方
みかん(温州蜜柑)はミカン科の果実です。
旬は基本的に10月から2月頃になりますが、ハウスみかんも含めるとほぼ1年を通して食べられることは出来ます。
普通みかん 12月~3月頃
早生みかん 11月~12月頃
極早生みかん 9月~11月頃
ハウスみかん 5月~9月頃
みかんの食べ方は説明不要ですね(笑)
酸味を抑えた甘さが一番の特徴なので、皮を剥くだけでパクパクいくらでも食べられます。運動不足になりがちな冬が旬になるので、みかんの食べ過ぎにも気をつけたいところです。
みかんの流通量や知名度は比べ物にならないほど橙を圧倒しますから、クックパッドのレシピ数だけを見ても橙の10倍以上は軽くあります(`・ω・´)ゞ
鏡餅の上に飾るのはどっちでもいいの?
鏡餅に飾るのは橙が一般的
鏡餅にはやはり橙です!
お正月の鏡餅は日本の伝統でもありますので、出来るなら由来に基づいた飾りつけを行いたいところです。もちろん、こういった風習は地域によって違いはありますが、一般的には鏡餅には橙が相応しいとされています。
鏡餅に橙を飾るのには由来があります。
家が「代々」栄えますように
といった願いが込められているわけですが、これは橙の実が木から長い間落ちないことや、橙(だいだい)が代々(だいだい)と同じ読み方をすることなどが由縁となっているようです。
みかんで代用することが多くなったわけ
お正月のお飾りも、今はシンプルに済ませる家庭が増えました。
鏡餅も基本的には三方と呼ばれる台の上に四方紅を敷き、餅、裏白、橙、干し柿等(地域によって違いはあります)を用いて飾り付けますが、ここまで立派な鏡餅を飾るご家庭も昔と比べると少なくなりましたからね。
小家族化も背景にあるとは思いますが、特に私のような一人暮らしだと、鏡餅は形だけ簡単に飾ることで精一杯だったりもします。
ただ、本来は鏡餅には橙ということは知っておきたいですね。そして、こういった話は親から子へと伝えていくことが大事なのだと思います。
今日のまとめ
橙とみかんの違いは何?
みかんはそのまま食べられますが、橙はそのまま食べることには向いていません。橙は絞ってポン酢に利用したり、加工してジャムなどにするのが一般的です。
また、みかんは冬の間はずっと市場に出回りますが、橙はほぼお正月前の12月にしかお目にかかることが出来ません。
鏡餅に飾るのは橙(だいだい)
お正月の鏡餅に飾るのは橙です。
橙は12月になるとスーパーなどでも売られるようになるので、鏡餅用に簡単に手に入れることは出来ます。葉っぱも大事なので、取らずにそのまま飾るようにしましょう。
あとがき
私が橙で最初にイメージしたのが橙色でした。
最近はあまり言わないですかね(笑)
この橙色も、今回取り上げた果物の橙の実の色が元になっております。今はオレンジ色と言った方が通じやすいかもしれませんね(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
ということで、橙とみかんの違いについてでした!