大手企業でもナビダイヤルが増えてきました。
フリーダイヤルの通話料は完全に企業側が負担してくれますから、利用者に通話料が発生する時点でナビダイヤルは歓迎すべきサービスとは言えませんよね。これも時代の流れなのでしょうか…
ただ、企業側も単に経費削減の為だけにナビダイヤルを採用しているわけではありません。利用者も偏った先入観を捨てて、正しく利用することが大切になってきます。
では、ナビダイヤルについてみていきましょう!
ナビダイヤルは固定電話が安い?
固定電話と携帯電話で料金が全く違う!
ナビダイヤルは、固定電話からかけた方が料金は安くなります。
固定電話 3分で8.5円(税別)
携帯電話 20秒で10円(税別)
これはイオンカード(イオンクレジットサービス)のコールセンターの料金になりますが、明らかに固定電話の方が料金が安くなっていることが分かります。固定電話の種別によって通話料が変わることもありますが、携帯電話より安く済むことは間違いありません。
遠方から固定電話でかけるとしたら、ナビダイヤルの方が安く済むことも考えられますね。企業側でナビダイヤルの通話料の安さをPRしてたりすることがあるのも、この全国統一料金が理由です。
携帯電話の料金は小さく注意書き程度の場合が多いですね(笑)
ナビダイヤルの料金設定
ちなみに、ナビダイヤルの料金は、負担の割合を企業側で設定することが出来ます。実際の料金は企業によって異なることになりますが、イオンカードのナビダイヤル料金は一つに目安になってくるとは思います。
ただ、固定電話でナビダイヤルにかけても、企業側の設定によっては遠方からだと安くならないこともあります。そういう意味では、どんな形でも安さのPRがあった方が安心と言えば安心です。
ナビダイヤルにかけると、最初に「ナビダイヤルでお繋ぎします。料金は〇秒ことに〇円かかります」と言ったアナウンスがありますので、しっかり確認するようにしましょう。
ナビダイヤルのメリットは?
電話番号を統一出来る
ナビダイヤルのメリットは企業側に多いです(笑)
一番の利点は、電話番号を一つに統合出来ることです。
全国に支店があったりすると、各地の市外局番があるので、電話番号が全て違ってくることになります。ナビダイヤルならこれを一つの番号に統合出来ることになるわけですね。
移転した場合などでも電話番号はそのままですし、一ヶ所のコールセンターに集中することなく繋がりやすくなってきます。一つの電話番号で済むことは、企業側にとっても利用者側にとっても便利ではありますね。
ナビダイヤルはクレーマー対策にも!
ナビダイヤルは実質的にクレーマー対策にもなっています。
言いがかり的なクレームを言う人は昔からいますけど、最近は特に悪質なクレーマーが増えていますからね。クレーマー側も電話をかけていきなり「この通話は〇秒毎に〇円かかります」なんてアナウンスが流れれば、しつこく電話をする気も失せるのではないでしょうか(笑)
このクレーマー対策が理由で、フリーダイヤルではなくナビダイヤルが採用されていることがあるのかもしれません。もし、そういうケースがあるのだとしたら、一般の利用者にとってはまさに大迷惑でしかないですよね(;´・ω・)
かける側にメリットはない?!
こうしてみると、やはりナビダイヤルのメリットは企業側ばかりです。
利用者にとってメリットは少ないと言えるでしょう。電話番号が全国で統一されていることや、遠距離通話が安くなることもあるといったメリットは考えられますが、0120のフリーダイヤルと比べると全くメリットとは言えませんからね。
携帯電話に限れば完全にデメリットしかありません(笑)
ナビダイヤルに携帯電話は大損する?
携帯電話の「かけ放題」は対象外!
携帯電話の通話料金は「かけ放題」が当たり前です。
元々、携帯電話の通話料金は高いわけですが、この「かけ放題」のおかげで通話料金を気にする必要がなくなりました。ナビダイヤルにしても、かけ放題だから自分は関係ないと思う人もいるかもしれません。ただ、それは間違いなんですねぇ。
ナビダイヤルは「かけ放題」の対象外!
はい。
これが、ナビダイヤルに携帯電話でかけると大損する最大の理由になってきます。油断していると、すぐに1回の通話料が100円を超えてきます(-_-;)
市外局番からの電話番号を探そう!
とは言え、自宅に固定電話がない人も多いですよね。
携帯電話しかない場合は、ナビダイヤルの番号の下などに市外局番からの電話番号がないか探してみましょう。ナビダイヤルは一部のIP電話からだと繋がらなかったりするので、ナビダイヤルの番号だけでなく市外局番からの番号も記載されていることが多いです。
市外局番からの番号なら「かけ放題」の対象になります!
無料で済むわけですね(`・ω・´)ゞ
どうしても携帯電話でかける時は
ただ、ナビダイヤルの番号しかないこともあります。
固定電話もなく、ナビダイヤルの番号しかないとなれば、携帯電話でかけるしかありません。その場合は、とにかく早く用件を済ませることだけに集中するようにしましょう。特にキーパッドで数字を入力する流れの際は注意が必要ですね。
・数字の打ち間違いをしない
・押す番号が分かったらすぐ押す
・説明を聞き逃さない
如何に短く済ませるかがカギなので、打ち間違えや聞き直すといったミスをしないことが大切です。また、説明の途中でも押す番号が分かったら、どんどん次に進むようにしたほうが効率的と言えます。
今日のまとめ
ナビダイヤルは固定電話が安い?
ナビダイヤルにかける場合は、携帯電話より固定電話が間違いなく安くなります。しかも、その差はかなり大きいです。今回紹介したイオンカードのナビダイヤルにしても10倍くらいの差になっていますからね。
ただ、固定電話の場合でも、電話機の種別や企業側の料金設定によって、市外局番の電話番号にかけるより高くなる場合もあります。最初のアナウンスで料金を必ず確認するようにしましょう。
携帯電話でナビダイヤルは大損する?
携帯電話でナビダイヤルにかけると確実に高くなります。
携帯電話の「かけ放題」はナビダイヤルは対象外です。
まずは、ナビダイヤルではなく、市外局番からの固定電話の番号がないか探してみましょう。見つかったら、そちらにかけます。固定電話の番号なら、携帯電話の「かけ放題」の対象になるので実質無料でかけることが出来ます。
今回のまとめ
企業のお問い合わせ先と言えばフリーダイヤルが当たり前だと思っていましたが、いつの間にかナビダイヤルが普通に使われるようになってきました。どう考えてもお客様第一の考え方ではないですよね。ホント何とかして欲しいですよ(笑)
フリーダイヤルが当たり前の時代が懐かしいです(;´・ω・)
ということで、ナビダイヤル固定電話・携帯電話のお話でした!