節分の豆まきは大豆と落花生のどっちを使う?この2種類に分かれた訳は?

節分イメージ
本ページはプロモーションが含まれています

節分と言えば豆まきですね。

近年になって恵方巻きが節分の新しい風習になりつつありますが、節分の昔からの風習が豆まきであることに変わりはありません。豆まきをするご家庭は少なくなりましたけどね。

さて、そんな豆まきですが、気になるのが使う豆です。

節分の豆まきに大豆を使う地域もあれば、落花生を使う地域もあったりします。単なる地域の風習の違いと言ってしまえばそれまでですが、全国的にどちらの豆がどれくらい使われているのかも知りたいところですよね。

では、豆まきの豆についてみていきましょう!

スポンサーリンク

節分の豆まきは大豆と落花生のどっち?

本来は大豆を使うのが正しい?!

本来の節分の由来から考えると、大豆を使うのが相応しいと言えます。節分には、邪気を追い払うという意味がありますが、これは豆(魔目)を鬼の目に投げつけて鬼滅させた伝説が元になったと言われています。この時に用いられたのが大豆(炒り豆)とされています。

節分に使う豆は大豆!

本来ならこれが正解ということになります。

大豆の代わりに落花生が使われるようになったのは、地域の違いによる独自文化と考えられます。同じ風習が地域によって変わることはよくあることです。日本の風習の地域差は必ず生まれますからね。

節分に使う豆は北と南で真っ二つ!

では、どの地域で落花生が使われるのでしょうか?

具体的に言うと、北海道・東北地方などの北国で落花生が使われることが多いです。それ以外の地域でも落花生が使われることはありますが、割合からみると1割程度の少数派になってきます。北海道・東北地方だけはこの割合が逆転します!

北海道 9割
東北地方 8割

これだけの割合で落花生が使われているんですね。

全国的には節分の豆まきには大豆が当り前だったとしても、北海道や東北地方の人たちにとっては当たり前ではないわけです。サザエさん一家が大豆で豆まきをしていることに、違和感を感じている人も多いのではないかと思います(笑)

節分の豆まきは後片付けが大変!

豆まきに落花生が使われるようになった理由は、単純に豆まき後の後片付けの効率化を考えての事だと言われています。落花生だと殻がありますから、回収して食べることも出来ます。大きくて拾いやすいこともありますね。

ピーナッツも美味しいですし(*´∀`*)

豆まきの大豆は小分けパックが主流に

福豆

大豆は小分けパックが人気

最近では小分けされた大豆が主流になってきました。

小分けパックされていれば、回収の手間も省けますし、床に落ちたものでもまた食べられますからね。考え方としては、落花生が使われるようになった理由と同じということになります。

毎年、節分になると各地の神社などでイベントが開催されたりしますが、豆まきに使われるのはほとんどが小分けパックになっているものです。持ち帰りもしやすいですし、衛生面での心配もないのがいいですよね。

節分の豆まき用の大豆とは?

豆まきに使う大豆には決まりがあります。

・生の大豆はNG
・正式にはお祓いされたもの

節分に使われる豆は「福豆」と呼ばれますが、これは炒った大豆のことを指しています。生の大豆ではダメなんですね。お店で売られている節分用の大豆なども「福豆」とされることが多いですが、本来ならお祓いされた豆であることが前提となってきます。

生の大豆だと芽が出て困るなどの理由もありますが、犬を飼っているご家庭ではワンコが喜んで食べてしまうこともあるので注意したいところです。生の大豆には、犬にとって良くない成分が含まれます。市販の炒った大豆なら大丈夫です^^

節分の豆まきに落花生を使う地域

北海道・東北地方以外にも!

節分の豆まきに落花生を使う地域は、北海道・東北地方だけではありません。先ほど本州の東北以外の地域でも1割程度は落花生を使われていると紹介しましたが、九州地方でも3割程度の地域で落花生が使われています。

宮崎県・鹿児島県

といった南九州地方で多くみられるようですね。

まさに所変わればと言ったところでしょうか。

落花生生産量日本一の千葉県は?

国内で落花生の生産量日本一を誇るのが千葉県です。

千葉県の節分の状況が気になるところですが、豆まきに落花生を使うという風習は特にありません。関東地方の約9割で大豆が使われるとされていますが、千葉県も例外ではなく、ほとんどのご家庭で節分に大豆が使われているようですね。

ただ、近年では落花生を用いる地域も増えてきています。

恵方巻きが食品業界の努力によって全国に普及したように、千葉県も落花生の普及に力を入れ始めたということでしょう。地域活性化の活動の一環ということになりますね。

落花生はペットに気をつけよう

また、落花生を撒く場合も、犬を飼われているご家庭は注意が必要です。ワンコは落花生を殻のままでも食べてしまうことがあるからなんですね。大豆は健康食ですが、落花生はご存じピーナッツですので、カロリーや油分の多さが気になります。ワンコにはオススメ出来ない食材でもありますので、気をつけるようにしたいところです。

今回のまとめ

節分の豆まきは大豆と落花生のどっち?

節分の豆まきに使われる豆は、全国でみると大豆と落花生の2つになってきます。落花生が使われる地域は北海道・東北地方、それ以南の地域では大豆が主に使われることが多くなります。

あと、南九州地方でも落花生が使われる地域が多いです。

豆まきに大豆と落花生が使われる理由とは?

節分の豆まきには本来は大豆が使われてきました。

ただ、掃除などの後片付けのことを考えて使われるようになったのが落花生です。北海道などの一部地域で生まれた風習が、いつの間にか全国的に知られるまでになったようです。

日本の風習って面白いですよね~

あとがき

節分の豆まきの形も昔に比べると変わってきました。

今は騒音の問題とか色々ありますからね(;´・ω・)

ただ、時代が変われば風習も変わってくるのは当然です。窓を全開にして大声で走り回るのは、風習とは言え流石に抵抗を感じますからね。それぞれのご家庭で出来るやり方で十分なのです。

落花生だろうと大豆だろうと節分は節分。

「他の地域ではこんな節分もあるのか」程度に考えて、各ご家庭での節分を楽しめばそれでいいのではないかと思います。

ということで、節分の豆まきと大豆と落花生のお話でした!


スポンサーリンク