天然酵母パンはなぜ長持ちする?健康に良いってホント?

パン
本ページはプロモーションが含まれています

スーパーなどでたまに見かける天然酵母パン

賞味期限が1ヶ月以上あるので、私はいざという時のためによく購入しております。常温保存で1ヶ月以上食べられるパンって考えてみればスゴイですよね~

今回は、この天然酵母パンが長持ちする理由をみていきましょう!

スポンサーリンク

天然酵母パンはなぜ長持ちする?

天然酵母なので発酵がゆっくり

天然酵母パンはその名の通り天然酵母が使われます。

イーストフードを使えば素早くキレイに仕上がりますが、ご存じの通り賞味期限はせいぜい数日程度です。天然酵母はゆっくり発酵されるので、パンの熟成まで時間がかかります。このため、イーストフードを使った場合と天然酵母を使った場合では、パン生地の状態がかなり違ってくるんですね。

・カビなどが繁殖しにくい
・水分が少ない

こういったことが、天然酵母パンが長持ちする理由として挙げられます。

アルコール蒸散と特殊な包装

ただ、天然酵母の力だけで、ここまでの長期保存を実現させるのは厳しいものがあります。何せ、常温保存での賞味期限ですからね。それをカバーするのが、天然酵母パン独特の包装パッケージです。

・保存用アルコール
・強固な包装パッケージ

この2つが天然酵母パンの鮮度を保っています!

鮮度保持剤
【フレッシュドット(鮮度保持剤)】内容:アルコール、脂肪酸、香料

「食べられません」と書かれた鮮度保持剤からは、保存用アルコールが蒸散される仕組みになっています。一般的な市販のパンの袋と比べて、天然酵母パンの袋が強固になっているのは、このアルコール蒸散の効果をより高めるためです。

一般的な市販のパンには、こういった鮮度保持剤は入っていませんからね。賞味期限に大きな差が生まれるのは歴然です。どちらかと言うと、焼菓子に似てるかもしれません。

天然酵母パンは健康に良い?

天然酵母とイーストの違い

天然酵母はカラダに良くて、イーストはカラダに悪いと言われたりしますけど、それは大きな間違いです。イーストも言ってみれば天然酵母の一種なので、同じ酵母であることに変わりはありません。

ただ、イーストとイーストフードは違います。

イーストフードとは? イーストを活性化させるためにパン類に使用する食品添加物のうち、食品衛生法において「イーストフード」の一括名称での表示が認められたものをいう。通常、2~5種類程度をビタミンCなどの酸化防止剤や酵素剤とともに添加する。

ウィキペディアより

要はイーストの代用として使う添加物の総称と言ったところですが、とにかくこのイーストフードを使えば、低コストでスピーディーにパン作りが行えます。大量生産に最適というわけです。

添加物の体への影響については諸説ありますけど、このイーストフードを危険視する声は多いです。そういう意味では、イーストフードを使わない天然酵母パンは健康的と言えることは出来ます。

天然酵母=無添加ではない

天然酵母パンが無添加というのも間違いです。

何となくイメージ的に天然酵母パンは無添加のイメージがあったりしますが、天然酵母から作られているというだけで、無添加で作られているわけではありません。もちろん、健康志向で作られた天然酵母パンも多いですが、天然酵母自体は無添加と関係がないです。

詳細

今回私が買った「小倉あんパン」の裏ラベルです。

原材料には、いくつかの食品添加物の名前が並んでいます。ショートニングが含まれている時点で、それほど健康的というわけでもないことが分かりますね(笑)

ショートニングとは? 植物油を原料とした食物油脂のことで、パンやお菓子などによく使われています。健康への影響として、ショートニングの製造過程で生成されるトランス脂肪酸がよく知られていますが、海外ではこれが理由で規制されている国も多いです。日本では現在のところ規制はほぼありません。
まあ、菓子パンの時点で健康的ではないということです(-_-;)

天然酵母パンはおいしくない?

天然酵母パンの食感は独特

天然酵母パンは、基本的に固めで水分が少ないです。

マズイ!

と、思うこともあります( ̄ー ̄)

美味しい天然酵母パンもありますけど、そのへんのスーパーで手に入るような天然酵母パンだと、あまり高望みはしないほうが無難です。もちろん、結局、これも個人の好みの問題となってきますけどね。

まあ、慣れてくれば美味しく食べられます(笑)

パンがアルコール臭いことも

あと、たまにパンがアルコール臭いことがあります。

これがトラウマとなって天然酵母パンが苦手な人もいたりしますね。焼菓子を食べる時などもそうですが、これも慣れてくれば気にならなくなります(笑)

天然酵母パンの袋の中では、アルコールが蒸散されていますから、パンがアルコール臭く感じても不思議ではありません。まあ、そこまで強烈に感じることはないとは思いますけどね。

一応、注意書きに「敏感な方はアルコール特有の臭いや苦味を感じられるかもしれません。開封後数分してから召し上がっていただきますようお願いします」と記載されています。

今日のまとめ

天然酵母パンは長持ちするのが一番の特徴です。

・生地にカビが繁殖しにくい
・水分が少ない
・鮮度保持剤が使われている

こういった理由が長持ちする理由に挙げられます。

普通のパンとは一味違うので、初めて食べると戸惑うこともあるかもしれませんが、日持ちするパンと割り切れば十分に美味しく食べられるとは思います。もちろん、天然酵母パンは特に作るお店で美味しさが違ってくるものなので、自分好みの美味しい天然酵母パンが見つかれば言う事ありませんけどね。

とにかく、常温で長持ちするパンは非常に重宝します(`・ω・´)ゞ

ということで、天然酵母パンと長持ちする理由でした!


スポンサーリンク